W44T Bluetooth である必要があるの? [IT業界日記]
携帯電話が音楽デバイスを兼ねるようになるとともに、ヘッドセットとステレオヘッドフォンの切り替えに嫌気が差してW33SAに乗り換えた私だがW44Tがオーディオプロトコルへの対応と聞き乗り換えを再度検討することにした。しかし.....
W44Tは、A2DP(bluetooth 高品質オーディオプロファイル)に対応し、専用のBluetooth アダプターが付属している。
付属? 「Bluetooth機器は高いからなぁ」と考えたがどうもアヤシイ。しかも
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0605/22/news079_2.html
デザインセンスも低くチープかん漂う。さらに、マイクがないから音楽専用という位置づけのようだ。よく見ると
「SCMS-Tを用いて著作権保護を行って」
Oh My God !
Bluetooth マニアを悩ませている東芝スタックの呪い...SCMS-T
利用を考えていた Plantronics 590A はこれに対応していない(サポート確認済み)。というか、対応している製品は現時点で存在してないのではないだろうか。
SCMS は、元々デジタルコンテンツにコピー制限情報を付加して、対応デバイスが受け取ったコンテンツの再コピーを行わなくする仕組みだ。パソコンのDVIインターフェイスのデジタル部分に、HDCP によるコピープロテクションが付加されたように、家電メーカーでもある東芝は、Bluetoothのセキュリティーホール化を阻止するためにもSCMS-Tへの対応を推進しているようだ。
しかし、これは消費者にとっては極めてわかりにくい。マニアでさえ、パソコンの東芝ドライバーを入れ替えたら手持ちのbluetoothヘッドフォンが使えなくなったと悩んでいた問題なのだ。
この他、Bluetoothオーディオは、オーディオ処理の遅延のために、パソコンでの動画再生時に同期のズレが指摘されているなどの問題もあるようで、標準化固有の意志決定の遅さに呪われて普及期に入るかと思えば水を差す動きが連続している。
正直、専用ソリューションにした方が安く作れそうだし、普及技術としては、Wii PS3周辺機器がでる来年初めまでだめかもしれんねぇ。
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