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脳の中身が見えてきた 岩波科学ライブラリー [乱読三昧]

値段の割に中身が薄い。
どうも、理化学研究所が独立行政法人化された際に行われた記念講演を本にしたものらしい。

小脳の研究で有名な 伊藤正夫
ニューロ系の数学的研究で有名な 甘利俊一
最近脳の研究している 利根川進

この中では利根川氏の、「海馬の領域毎に受容体遺伝子を選択的にノックアウトする」ことによる分析が一番おもしろかった。現在はマウスでしか使えないらしいから、遺伝子操作の後、交配を繰り返して適切なマウスの出現を待つような手法らしいが、特定の組織の特定の領域でのみ特定の遺伝子の発現を制御できるようになってきているというのはしらなかった。

あとは、
伊藤氏のセクションは、「小脳は、刺激系と抑制系のパーセプトロンモデルで説明できるようになってきた」

甘利氏に関しては、ムカシからよく知ってるセンセーなので特に目新しいことはなく、また、講演に数式を出すわけにも行かなかったようで、各分野を総括的にまとめている内容だった。
電車の中で読むには適切な分量だった。

脳の中身が見えてきた

脳の中身が見えてきた

  • 作者: 甘利 俊一, 利根川 進, 伊藤 正男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本


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