「毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か [乱読三昧]
「毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か
「西原さんは翌12月、毎日新聞社の担当者と同小学校に出向き、校長らに「保護者だからといって、編集者を通さず作者を直接呼びつけるのは非常識だ」と抗議。校長らは「学校に落ち度はない」と主張したという。
西原さんは、父母の一部から「学校とトラブルを起こすならPTA活動に参加しないでほしい」と告げられたのを機に、今年6、7月、弁護士を通じて市側に「作品はあくまでフィクション」「公権力による表現の自由の侵害ではないか」などの文書を送った。これに対し、市側は、「他の児童や保護者への配慮をお願いした」「作品中に『武蔵野市』の固有名詞もあり、児童の人権に教育的配慮を求めることは当然」などと、8月までに2回、文書で回答した。」
だそうで、作品中でも多少ふれられてはいたが盛り上がっていたのですね。
作品にするときは、作者として脚色が入るのが常なのでフィクションになるわけですが「体験を元にした作品」ということで読者がノンフィクションとして読んでいるのも事実な訳で、いったんこじれ始めちゃうとややこしい問題です。
西原氏は、ほのぼのとした絵柄とは裏腹に、「上京物語」等読むと、苦労人でかつ反骨精神のヒトなので「毎日かあさん」の成り行きが心配です。
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