ニコニコランキング操作 みんなが良いというと良く思える [IT業界日記]
ニコニコでランキング操作が目立ってきている。
まぁ、あるだろうなとは思っていたが、新たなサービスが出ると、SEOのように、それを操作してアクセス誘導を計る輩が出現するのは致し方ないことだ。
人の時間は限られており、他人が信頼する情報を信頼するのは自然な傾向だ。だが、常にそれは操作の対象になっていることを考えねばならないということなのだろう。
少し話は外れるが、F社とか、I社の人とミーティングすると、必要もない人がぞろぞろ出てきてうんざりすることがあった。昔はあれを無駄とか官僚主義の弊害と考えていたのだが、最近はそれなりの効用があると考えるようになった。その効用とはうなずき効果だ。
それを理解するにはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が開発助成を行い、あの愛地球博にも出展されたロボットトミー君を解説せねばなるまい。
http://www.nedo.go.jp/expo2005/robot/prototype/stage001.html
発明者渡辺富夫教授の名前から命名されたトミー君は、人の話を聞いてうなずくのである。っていうか、話の間(ま)を検知してうなずく以外の機能がないっ。
しかし、渡辺富夫教授によると、人は、相手がうなずいているとしゃべりやすい、さらに、周りの人がうなずいていると話している内容を信じやすいらしい。まぁ、それは経験からそうなのだろう。
ってことは、大企業でぞろぞろ出てくる人たちは、まさに、このトミー君の役割を担い客に話を飲み込ませるという貴重な役割を負っていると言うことなのだ。
さすが、NEDOともあろう政府機関は、うなずき要員を必要とする大手企業のニーズを巧みに見抜き、まさにミーティングでの生産性向上をねらってか、この開発プロジェクトに助成をしているのであろう。
さらに、こうしたロボットを制作する産学連携の株式会社まで設立されている。
自治体、公的機関の発注が多いあたり、国を挙げてのロボット振興であろうか。
.....NEDO.....他に助成するものはなかったの? やはり、地球博がらみってことか。
変に上位になっているサーチエンジンの結果や、つまらない動画、そして、無意味にうなずいているミーティング参加者を見たらとりあえず注意しロッテことなんですね。生きにくい世の中だなぁ。
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