迅速診断キット [IT業界日記]
患者数がますます増えたにもかかわらずマスクをする人がめっきり減った今日この頃、風邪らしき症状が出たので病院に行ってみた。
頻繁なくしゃみと、微熱、テッシュが欠かせない鼻水状態だったのだが医者曰く
「風邪ですね。抗ヒスタミン剤と解熱剤出しときますね」
いやいや、先生、そうじゃないでしょ。
「あの、インフルエンザってことはないんですか?」
「ああ、そうかもしれませんね。50/50 です。」
「いやその、迅速診断ってやつやってみたいんですが」
「やるんですか、まぁ、いいですよ」
あまり乗り気ではなさそうだったのだ。おそらく他の病院でもヨホドでなければやらないのだろう。抗インフルエンザ薬とか、初期に効果的と聞くのだが、初期には、「風邪ですね」なんだな。
「ではやります。壁に頭の後ろをつけて上向いてください」
マル椅子に座りながら、追い詰められるように後ずさりして上を向いた
「いきますよ。はいっ」
「フンガー」
鼻に思いっきり綿棒を突っ込まれた。
待つこと十分程度。結果は......「陰性」だった。
炎症の具合から細菌性ではなさそうですから、アデノウィルスですかね。
ちなみに、アデノウィルスにも迅速キットはあるのだが、抗インフルエンザ薬のような処方がないためこれ以上診断しても意味がない。そのまま、素直に帰ることにした
実は、風邪になる少し前
を読んでおり、抗体系医薬の進歩に感心していたところなのであった。ちなみに、この迅速キットも基本原理は抗体を利用している。
イムノクロマト法に関して
現在使われているインフルエンザ迅速診断キットは、A型、B型の抗体をもちいて、固定抗体の位置に、標識物質(金コロイドなど)を含む抗体で、検出したいウィルスを固定し、結集した状態を観察する仕組みなのだ。
今はやりのH1N1 に関しても、扱いやすい固有の抗体を生産できれば迅速キットを作成できることになる。こうした基本原理のおかげで、従来は専用装置と増幅などの処理時間が必要であった検体が現場で誰にでも素早く検出できることとなった。
しかし、抗体の特異性を利用してるためH1N1を例に出すまでもなく、それ専用の検査キットが必要となり、アデノウィルスの例でも、ある程度種類を特定しなければ、キットの適用がに無駄が多くなってしまうわけである。特に、H1N1のような新種ウィルスにこそ必要な現場レベルでの検出が出来ない。
いくつかの論文を見ていると、一粒子単位での検出法なども提案されているようなのだが決め手を欠くようだ。
抗体自身も、蛋白の立体構造を元に、特異性を出していると考えられ、特に、免疫系検査キットのためには、特異性の高いモノクローナル抗体を選定していると考えられる。
前述の本によれば、自然免疫の仕組みでは、外部からの侵入者を特徴付ける、いくつかの特徴を元に、自然免疫の機構が獲得免疫以前に発動する仕組みのようだ。
同様に、特異性の低い複数のモノクローナル抗体の組み合わせで符号化って出来ないだろうか?
頻繁なくしゃみと、微熱、テッシュが欠かせない鼻水状態だったのだが医者曰く
「風邪ですね。抗ヒスタミン剤と解熱剤出しときますね」
いやいや、先生、そうじゃないでしょ。
「あの、インフルエンザってことはないんですか?」
「ああ、そうかもしれませんね。50/50 です。」
「いやその、迅速診断ってやつやってみたいんですが」
「やるんですか、まぁ、いいですよ」
あまり乗り気ではなさそうだったのだ。おそらく他の病院でもヨホドでなければやらないのだろう。抗インフルエンザ薬とか、初期に効果的と聞くのだが、初期には、「風邪ですね」なんだな。
「ではやります。壁に頭の後ろをつけて上向いてください」
マル椅子に座りながら、追い詰められるように後ずさりして上を向いた
「いきますよ。はいっ」
「フンガー」
鼻に思いっきり綿棒を突っ込まれた。
待つこと十分程度。結果は......「陰性」だった。
炎症の具合から細菌性ではなさそうですから、アデノウィルスですかね。
ちなみに、アデノウィルスにも迅速キットはあるのだが、抗インフルエンザ薬のような処方がないためこれ以上診断しても意味がない。そのまま、素直に帰ることにした
実は、風邪になる少し前
新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 (ブルーバックス)
- 作者: 岸本 忠三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
を読んでおり、抗体系医薬の進歩に感心していたところなのであった。ちなみに、この迅速キットも基本原理は抗体を利用している。
イムノクロマト法に関して
現在使われているインフルエンザ迅速診断キットは、A型、B型の抗体をもちいて、固定抗体の位置に、標識物質(金コロイドなど)を含む抗体で、検出したいウィルスを固定し、結集した状態を観察する仕組みなのだ。
今はやりのH1N1 に関しても、扱いやすい固有の抗体を生産できれば迅速キットを作成できることになる。こうした基本原理のおかげで、従来は専用装置と増幅などの処理時間が必要であった検体が現場で誰にでも素早く検出できることとなった。
しかし、抗体の特異性を利用してるためH1N1を例に出すまでもなく、それ専用の検査キットが必要となり、アデノウィルスの例でも、ある程度種類を特定しなければ、キットの適用がに無駄が多くなってしまうわけである。特に、H1N1のような新種ウィルスにこそ必要な現場レベルでの検出が出来ない。
いくつかの論文を見ていると、一粒子単位での検出法なども提案されているようなのだが決め手を欠くようだ。
抗体自身も、蛋白の立体構造を元に、特異性を出していると考えられ、特に、免疫系検査キットのためには、特異性の高いモノクローナル抗体を選定していると考えられる。
前述の本によれば、自然免疫の仕組みでは、外部からの侵入者を特徴付ける、いくつかの特徴を元に、自然免疫の機構が獲得免疫以前に発動する仕組みのようだ。
同様に、特異性の低い複数のモノクローナル抗体の組み合わせで符号化って出来ないだろうか?
2009-06-24 01:38
nice!(0)
コメント(6)
トラックバック(3)
ははは,綿棒やられましたか.私は何度かやられてます.
うちの大学の,インフルエンザ専門家の先生
の講演を聞いたのですが,
インフルエンザの型は
ものすごい細かい差異ですね.
簡便な,型の弁別法は難しそうです
by 石原茂和 (2009-06-25 11:19)
2010年 第15回 秋華賞の全ての情報がここに集結!(出走馬、枠順、オッズ、有力馬、軸馬、展開、結果)などを全てを公開致します!レースの鍵を握る馬は一体!?緻密なデータで今回は勝ちにこだわります
by 秋華賞 (2010-10-09 07:15)
真剣に結婚を考えるなら地元で婚活!その出会いの一歩を「地元で結婚 大阪LOVERS☆」が完全サポート!人生の大きな決断の瞬間を幸せに迎えよう☆最後はあなたの決断力です!地元密着型で近隣府県もカバーしておりますので希望が合えば今すぐにでも会えますよ♪
by 結婚 大阪 (2011-03-18 08:05)
直アド交換OK!今話題の即出合えるメル友募集掲示板サイト誕生!無駄なやり取りが一切なく気に入った娘と即直アドが交換できるので二人だけで秘密のメールを思う存分楽しんで下さい☆素敵な出会いはココから始まる…
by 直アド交換 (2011-04-01 06:43)
下半身中心の投稿画像専用掲示板が遂に登場!まずは好みの女の子を見つけて下さい。無料で会員登録してもらうとあなたの好みの女の子の下半身写メが無制限で見れるようになります!今までにない新感覚の投稿画像掲示板はここだけです!
by ラブナビ (2012-05-11 07:43)
はやくdomain手放してください
くだらないサイトばっかりなんだからさ
by NO NAME (2015-03-02 03:04)