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私はこうして“世界一”の美女をつくる [IT業界日記]

去年ぼくらに新鮮な驚きを与えてくれたミスユニバースだが、



今年もやってたようで、NHKで特集番組を放送していた。



内容的には、ミス日本の女性ディレクターの活動を中心に、ミスベネゼーラの男性ディレクターの視点を対比させながら、「美とはなにか」っぽいものを主題にした内容だった。

ミス日本のディレクターの視点
フランス人の日本代表ディレクター イネス・リグロン。イネスがめざすのは、単なる見た目の美しさだけではない。自立した女性を育てることで、日本女性が持つ内面の美しさを引き出し、結果を残してきた

ミスベネゼーラのディレクターの視点
‘美の皇帝’と呼ばれるディレクターは、見た目の美しさに徹底してこだわり、容姿を完成させていく。‘完璧’に仕上げるため整形手術もためらわない。

こうして比較すると善と悪、内面と見た目の比較で、真の美を考えさせる視点な訳だが、私見では、番組の踏み込みが浅いように思われた。

番組中でも言及されていたことだが、ミスユニバースはビジネスである。そして、ミスユニバース日本のサイトを見ればわかるが、スポンサーは

http://www.missuniversejapan.com/jp/
サマンサタバサ、エビアン、TBC、Proactive

あと、MSNとJaguar つまり、主たる広告主のターゲットは女性。すなわち、こうしたスポンサーをターゲットとした場合、どんな人を美人とすればよいのかを主眼とした大会であるはずなのである。もともと、日本のスポンサーの視点からすれば、大会は女性の視点を重視せざるを得ない選考なのだ。

おそらく、日本の場合、フランス人のディレクターに見込まれ、内面の美しさももつ、海外で認められた日本人というメッセージが効果的なのだろう。それが、昨年と一昨年の日本人上位入賞のトリガーになっているのではないかと思われる。

せっかくビジネスという視点も言及していたのだが、この辺のスポンサーの国際比較とか、グローバルな傾向も分析して欲しかったなぁ。

で、今年のミスユニバースのベネゼーラ代表だが、番組中では、確かに納得の美しさだった。しかし、

ミスユニバースのサイト
http://www.missuniverse.com/

......うーん。ポルノサイトのような印象である。Google が私のために表示している広告バナーが男性下着であるからかもしれない。
この広告選択が、このサイトのオーディエンスが男性主体からなのか、Googleがパーソナライズしているためなのかは不明だが、

はやり、グローバルの感性は、日本人には......

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レコメンデーション 進化と難しさ 意外におもしろかった「それ町」 [IT業界日記]

それでも町は廻っているが予想外におもしろかった。


それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス)

  • 作者: 石黒 正数
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: コミック



実は、このマンガはAmazon のおすすめを見て買った本なのだが、ずいぶん前におすめに表れていたのに買わずにいた本でもある。

私はずいぶん昔に「コラボレーティブフィルタリング」の技術を持つアメリカの会社関連の仕事をしたことがある。まだ、レコメンデーション技術が珍しかった頃の話だ。当時は技術自体が珍しかったこともあり、かなりの収益を上げることが出来た。ただし、その後数年をして売り上げ規模は大幅に縮退していった。
当時のAmazonレコメンデーションを見ていればわかることだが

新しく買う商品のクロスセル(これもいかがですか?)の対象となる商品はともかく、
1.購買履歴から進められる商品に変化がない
2.陳腐な商品がいつも勧められる
3.よって買う気にならない

のトリプルコンボに対する対応策が遅れたためであると思われる。少し考えれば、購買履歴というスタティックなデータから導出される商品は、やはり固定的であり、また、データサイズが大きくなれば、全体のなかの共通項を持つスモールセグメントに焦点を当てる「コラボレーティブフィルタリング」といえども、大数の法則に従い、変動の少ない結果を返さざるを得ない。
そして、勧められた商品に関しても、購入動機が高まるほどの納得感が同時に与えられなければ、購入行動に結びつかない。結果は固定的、類似的となり、ルールベースのエンジンで十分という判定に傾いていったわけである。

その後、Amazon自体も、おすすめ表示にトレンドを導入し、変化を持たせたり、カスタマーレビュー中身検索でコンテンツの中身に対する納得感を得させるなど、レコメンデーションという一部機能ではなく、トータルシステムとしての購買行動の誘発を狙うべくサイト設計を工夫してきたわけである。

とはいえ、中身検索にすべての書籍が対応しているわけではなく、カスタマーレビューもちょうちん記述が多い、薦められた本も、買うべきと判定する根拠に書ける場合が多い。結果、それ町も勧められてから購入までに年単位の時間がたってしまっていたのである。

Amazonにとっては、無駄な本を買わせることもビジネスなんだろうが、もうすこし、良い本を見分けるシステムを充実させて欲しいものである。

購買行動の類似性と、トレンド/はやりという時間軸の導入、そして、意欲を高める参照データの提示がそろって、はじめて購買行動に繋がるわけだが、「中身検索」には、ビジネスパートナーの協力が不可欠で時間がかかる以上、各商品ページから、外部ブログへの参照を容易にするのが手っ取り早いと思われるのだが、サイトの質判定の自動化がキーとなるわけで、これまた、検索サイト運営者が有利な領域だな。

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補助金の行方 [IT業界日記]

次世代通信網を使ったデジタルテレビで、電子マネーを使って魚が買えるようになるらしい。


なんというか、補助金事業ならならではである。

この事業、漁師が消費者に直接魚を売るシステムで、流通とばしであり、画期的な事業だ。しかし、ソレがなぜ NGN を使い、デジタルTVで、アプリキャストかつ、決済は Edy なのだろう。
未来の話なら良いが、現状、極端に顧客を絞り、決済手段も絞りまくってるわけで、これは、ある意味クレーバーなサーバー負荷軽減策なのか、初期のトラブル回避のためのユーザーを限定する手段なのか。

また、アプリキャスト自体は、基本手アプリいくつかを常に表示させて、いくつかから時々選んでみる使い方にむいているのだが、
「今日の特選魚」
位しか使い道ないだろう。それは直売には違いないが、その日選ばれたいくつかの商品の一つなわけで、コンセプトとして目指した、漁師から消費者に直接 N:N に売る仕組みとは乖離しているのではないか。

これ、Webで表示させて、買わせたり、コールセンター使ったりした方が良いのではないだろうか。しかし、そうすると、既にある「お取り寄せ鮮魚」とナニが違うの?ってことになりかねないのだろう。

国の補助金事業ってこんなのを良く目にする。ここのコンセプトはイイが、合成の誤謬ってやつだろうか。

財政って実はあまってるのね。

機能性下着 再び ミズノ アイスタッチ下着 と アンターアーマー [IT業界日記]

さて、もう秋であるが、まだまだ暑い日が多い。そんなとき問題になるのは多量にかく汗である。そんなとき、機能性下着は、汗のべたつきを軽減する効果が高い。

さて、私は長らく自衛隊CoolMax下着と、ユニクロ コンプレッションを愛用している。この二つの下着は、価格が安く、機能も高く、特に自衛隊CoolMax耐久性にも優れているのだが、ユニクロは既にコンプレッションの販売をしていないようであり、自衛隊CoolMaxは、扱うショップが限定的だ。
また、色に関して、それぞれ黒とカーキ色であるため、この下着の上に白のワイシャツを着ると下のカラーが透けて見えてしまう。
 そこで今回、ミズノ アイスタッチ下着 と アンターアーマー の白を買って試してみることにした。

まず、アイスタッチ

ミズノ アイスタッチアンダー 半袖 グレー A92ZM70104 A92ZM70104

ミズノ アイスタッチアンダー 半袖 グレー A92ZM70104 A92ZM70104

  • 出版社/メーカー: ミズノゴルフ
  • メディア: ウェア&シューズ



これは、繊維の熱伝導率が高く、また、細い繊維で水分の吸収性を高めつつ、全体は網状で空気が通りやすくなっている。確かに、手で触ってみると、普通の布に比べひんやりと感じることが出来る。
ただ、実際着てみると、べっとり感は回避できるものの、涼しさを感じることは少ないカタログ数値的には大変低減効果はあるようなのだが。

次に、アンダーアーマー


アンダーアーマー ヒートギア スリーブレスTシャツ0038

アンダーアーマー ヒートギア スリーブレスTシャツ0038

  • 出版社/メーカー: アンダーアーマー
  • メディア: ウェア&シューズ


これは、ユニクロコンプレッション 同様に肌に密着するタイプの下着だ。動いているときに汗をかくと、涼しさをより強く感じることが出来る。これは、ユニクロコンプレッションにも通じる特性だ。

二つの下着を暑い時の快適性だけで判断すると断然 アンダーアーマー が優れているように思われる。しかし、アンダーアーマーの場合は、密着タイプであるため、同時に下着自体が伸縮機能を持っている。ユニクロコンプレッションの時の経験によると、こうしたタイプの製品は、洗濯を繰り替えすと伸びてくる傾向が高い。はたして、この製品はどうなのだろうか。


耐久性に関しては、数ヶ月後に再度検証してみることにしたい。

躁な人と鬱な理系人 [IT業界日記]

仕事柄、創業社長さんと出会うことが多いのだが、時々フィクションのような人に会うことがある。

多くは強烈な自己肯定家なみなさんだ。

それで、ティンときて、読んでみた本がこれだ。

問題は、躁なんです   正常と異常のあいだ (光文社新書)

問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ (光文社新書)

  • 作者: 春日 武彦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/02/15
  • メディア: 新書



躁が病気なのかと気がついてみれば納得がいくことも多いのだが、病的な自己肯定家は、破綻するまでの期間に、強い信頼感を周りに与えることも、また、観察される事実なのである。ソレが故に少なくともある程度の成功を達成していることが多い。

特にテクノロジーっぽい企業の、テクノロジーが実はわからないな社長さんというのは良くあるケースで、文系っぽいエリート資本家から資金調達に成功している事例が多い。なんとなれば、ただでさえわかりにくいテクノロジーを疑う余地無く断定的に凄いんですと言ってくれるのは、躁な社長の特技なわけで、科学より似非科学のほうが、たいていの場合わかりやすいわけである。

そして、躁な人の対局に位置するのは鬱な理系な人である。 説明を求めると正確を期そうとするため根本から説明を始め様々なケースを想定し、長く、リスクをあげつらう。普通の人にとって明快さに欠け断定してくれないため、他人事のようで、また自信を持っているのかどうかわからない。
特に我が国の場合、ビジネスの主体は文系人であるため、こうした人は、受けが悪い。

かくして、文系ビジネスエリートが幅をきかせている我が国では、ITバブルを経ても、技術企業は評価されず、新興市場は躁な人、明るい詐欺師に席巻されてしまったわけだ。

躁な人も鬱な理系人それぞれに問題があるわけであるが、なかなか、この両者の間でバランスを取れている人というのはいない。いっそ、鬱な理系人に躁になる向精神薬でも投与してみたらと思うのだが.......


でも、それは称してマッドサイエンティストってやつなのですね。



癒しのWeb [IT業界日記]

某氏が Twitter で紹介していた

http://rigureto.jp/
がイイ

仕組みとしても、投稿と、それに対する反応のサイクルが定義されているので、「へこんだこと」を書いた人が反応を見るために戻ってくることが期待できる。

ただ、アラシには弱い仕組みだなぁ。Webがもっと良い人ばかりならいいのに。

例によって蟲師BluRayはよ出せだが..... [IT業界日記]

アフタヌーンでの「蟲師」の連載が今月で終わった。だからなのか、再び蟲師MADがランク上位にきている。

本編を見ていた立場から言えば、エンディングばかりのMADはずるい。
泣けるからだ。



しかし、心の冷静な部分で思うのは、商業的なニオイを感じさせるMAD増えたよねということである。





きわめつけがコレ

YouTubeへの投稿自体EAsports制作

今のところイイセンスで消化している作品が多いのだけれどなんとなく将来を暗示してもいる。

ビジネスを否定するつもりもなく、何をするにもお金が必要なことも理解しているのだが、やはり、どんなものでも初期のフリーダムで混沌とした時期が一番オモシロイ。管理され、商業化されてくると、プロも参入し洗練されても来るのだが、混沌故の斬新さは失われてくる。

そろそろ動画配信も普及期か


FYI
ただ、この方向性で行くのなら
http://www.synvie.net/
みたいに、コメントよりもさらに簡単なユーザーリアクションの方法を実装した方が、広告の効果測定はしやすいですよ、ダンナ

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いつまで電子政府(笑)なの? もう 弱連結で... [IT業界日記]

いまやっている仕事は、その性質上、まっとうな人であるための誓約書やら証明書を提出せねばならないのだが、その無意味さに辟易とさせられる。
まっとうといっても、役所がやることだけあってきわめて形式的なのだ。そんな書類の中に

「身分証明書、登記がないことの証明書」
がある。

これは、財産の処分や契約上の法的責任能力の有無を証明するものだ。
法的には制限行為能力者という概念があり、未成年、成年被後見人、被保佐人 などがそれにあたり、契約などの法的行為を行っても取り消すことが出来る。

簡単に言えば、子供が高い買い物をしたり、ボケ老人が譲渡契約などして家をだまし取られたりすることを、取り消せることにして防ぐ仕組みである。
ただ、逆の立場から見れば、重要な契約の意志決定者が制限行為能力者であっては、契約の成立にリスクがある。そのため、ある種の仕事をやる場合は、ボケてもないし、破産してもないから、法的意志決定出来ることをあらかじめ証明しておかなければならないのだ。

さて、前置きが長くなったが、このボケてないことを法的な責任行為能力の立場から証明するための証明書類「登記がないことの証明書」をみて気がついた。

この証明書、自分が書いた手書きの申請書のコピーに、東京法務局の判子がついてあるだけである。申請書に書くのは住所と本籍地

「登記がないことの証明書」は、実はあんたの書いた情報に基づいて、コッチの登記簿みたけど、それに当たるのは無かったねという証明に過ぎない。書かれた住所、本籍、氏名が何でアレ法務局は関知しないのだ。

さらに、添付資料として住民票を要求し、その住所と本籍と比較するのは、あくまで、両方の書類を受け取った人だ。なんと私にかんする登記がないことは、誰も証明していないのである!

このシステムでは、登記後に、本籍と住所を変更すれば「登記がないことの証明書」はとれるだろうし、新しい住民票を添えて出せば通ってしまうだろう。

逆に東京法務局がウラで住基ネットでチェックしているとするならば、添付資料として住民票を一緒に提出する必要もないことになる。てか、そもそも初めからこれら書類を要求する役所がテメェで登記がないことをチェックすれば良いのである。

そうしたことが出来ないのは、過去一貫して政治が行政が統一IDを使うことを阻止してきたからである。国民総背番号制もそうだし住基ネットも阻害されている。共通キーが無いため、データベースの Join が出来ないのである。
いや、もうこれは、法的な安定性すら阻害しているわけなのだけど、そろそろ、統一キーで Join することは諦めるべきなのかもしれない。正確にはマッチング出来ないが、類似度が定義出来る 仮のキーを使った、弱 Join / あいまい連結を高速に出来るデータベースを設計し、それをベースに政府のITシステムを組み直すべきではないだろうか?



P.S.
ちなみに、以前は、責任能力にかんする情報は本籍情報に統合され一括管理されていたようだ。それが「身分証明書(平成12年3月31日以前での,いわゆる欠格条項に関する証明)」にあたる。そちらの方が良いシステムに思えるが、いろいろ調べてみると、本籍地の役所でないと閲覧できない、本籍を移すときに関連データがくるまで三ヶ月かかる。などの固有の欠陥を持っていたようだ。また、コレに関しても本質的には住所のデータと結合はされていない。





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FarSee 氏 地道にガンバル [IT業界日記]

独自物理エンジンの修正に余念がないFake Farの FarSee氏

MikuMiku Dance の流行をよそに着実に進歩している


しかも、なんか、造形が都会風になってる

以前の氏特有のかおだち


MikuMiku Dance に関しては、モーションの付けやすいソフトに特徴があると思うのだがこの際両環境を融合させてくれないかなぁ。


Webでの個人の風評どこまでOKなの? thefunded.com [IT業界日記]

ベンチャー投資は人的依存性の高いビジネスである。扱う金額の大きさから言えば特異なスモールビジネスといえる。

Funded.com は、資金提供を受ける側のベンチャー企業家が、資金の出してを評価するサイトなのだが

http://thefunded.com/

人的な依存性が高いゆえに、そこには個人に対する評価が記述されることとなる。

知り合い何人かを見ている限り、かなり的確な人物評とも思われるのだがかかれている方にしたら心穏やかではないだろう。
 ビジネスがらみの個人情報開示に関する敷居は、ビジネス系SNSによって下がってはいるのだが、特殊な業態とはいえ他者による個人評価も公開されるようになってきているとはうかうか出来ない。

既に、医療機関などプロを個人として評価するサイトも出てきているが、法人や有名人から始まったネット風評管理ビジネスは、今後個人にその射程を広げていくのかもしれない。

なんにせよ、仕事はきっちりやんなきゃいけないってことなのだろう。



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