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惰性で観る ローザンヌ国際コンクール [今日の無駄知識]

バレエファンというわけではないのだが、なぜか毎年観ているローザンヌ国際コンクール。今年も観た。

(私が観たのは例のNHKの放送)

なぜ観るか、その一端は実は教育産業 産業として特異なバレエ業界にもある。こうした状況は、クラッシック音楽の世界にも共通する部分があるのだが、さらにバレエを特徴付けるモノとして個人としての女性の熱意に支えられているという背景がある。

歴代ローザンヌ国際コンクールに人材を輩出しているバレエスクールのほとんどは、才能あるバレリーナであった女性が個人で経営を始めたモノが多い。

バレエ団を擁し、公演もこなす大手は、コンテストに熱心ではないという背景があるにしても、継続的トレーニングが不可欠なバレエでは、個人の熱意が多くの才能を開花させることが出来るのだろう。

ちなみに、今年もっとも目立ったのは アクリ堀本バレエアカデミーで、決勝進出6名の日本人のうち二人、入賞者二人のうち、水谷実喜さんがどうアカデミー所属だ。



ローザンヌ国際コンクールを見る限り、日本人の入賞者は非常に多い。既に、少なくとも若手の育成という観点から見ると日本のレベルはかなり高いといえるのではないか。

しかしながら、ローザンヌ国際コンクールの協賛スクールにも、カンパニーにも日本の組織は見あたらない。

パートナースクール
パートナーカンパニー

無論、日本人自体がこのコンクールに熱心な理由の一つとして、外国(本場)のコンクールで認められ、外国で留学/研修できる(箔がつく)があり、コンクール入賞しましたけど入ったのは日本のスクールでしたではダメなのかもしれない。しかし、そろそろ、そうした舶来/ハク付けの文化としてのバレエからは脱却するべきなのではないだろうか。

その意味でも、期待されるのは熊川哲也だなぁ。

このわざとらしい仕草に負けない踊り

”興行”で成り立つバレエ団としてのビジネスセンスもある。
http://www.k-ballet.co.jp/index_02.html


ちなみに、今年観ていて個人的に良いと思ったのは二位の中国人の人でした。

Peng Zhaoqian


ひもを締めない日本人 西洋化されても、コアは日本風な日本人 [今日の無駄知識]

何の因果かオランダ人の人と話していたら

「日本人ってさ、なにか靴に秘密があるの?」というので
「え、なんで?」

と聞いたら、
「いや、みんなレストランに行くといとも簡単に靴脱いだり、またすぐに履くじゃん。ひもがついてる革靴とかでも」

と言われた。そー言えば、普段履いている靴って、革靴もスニーカーもいちいち靴ひもを結びなおしたり、脱ぐときにゆるめたりしないなぁ。そのオランダ人にとっては、ひもがあればキッチリ締めるのが当たり前らしいから、キッチリ締めたはずの靴を簡単に脱ぐことが不思議らしい。

ついでに、室内で靴下履いたままうろうろしている姿も違和感があるらしく、
「靴下ってさ、くさいじゃん。だから、うろうろするなら靴はくか、室内靴いるよね」
とのこと。そーだったんですか。丸一日、ひも締めてる靴の中は東洋人には思いもよらぬ臭さなんでせうナァ。で、彼らにとっての靴下は、そのままでは恥ずかしい下着のような感覚らしい。

いっぽう、彼らからすると日本人は、締めてないぶかぶかの靴履いてパコパコ歩く不思議な人たちに見えるんだろうナァ。

ちなみに、礼服のモーニングを夜着るのも日本人の特色らしい。(よく考えればモーニングなんだから、夜は着ないんだね)

まぁ、これは和魂洋才ってやつですか?

P.S.
ところで、アメリカ人のあんちゃんは、Yシャツの下には下着は着ないというのが普通の感覚と聞いたので、オランダ人に聞いてみたら「昔の人はYシャツの下に下着を着たけど、最近は着ないねぇ」ってことらしく、ヨーロッパでも国によって違いがあったんだね。


ユダの福音書 [今日の無駄知識]

歴史を覆す大発見! 「ユダの福音書」が明かす、イエス・キリストの最後の言葉

ナショナルジオグラフィックの販売補助(日経は、日本語版の出版元)であり、基本的にグノーシス派の思想に近いことからダヴィンチコードの公開に合わせた発表とも思われる。

日本語版を買わなくても、Webで英語翻訳が読めるところが便利だ。
http://www9.nationalgeographic.com/lostgospel/document.html

http://www9.nationalgeographic.com/lostgospel/_pdf/GospelofJudas.pdf

グノーシス主義の視点から見れば、肉体として存在するイエスを犠牲とすることすら善なワケで、思想としては形而上。通常の道徳からの乖離(極端な禁欲、極端な快楽)が発生しやすく、主知的カルト主義者が好む思想で当時としても、異端とされたのも無理からぬところである。だが、もっとも愛するものが、その理解故に裏切るといういわば狂信的ストーリーラインは、今後長きに亘って小説ネタにされるんだろうな。

参考 グノーシス主義 wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E4%B8%BB%E7%BE%A9


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とってもクサイちーず 2 [今日の無駄知識]

話は変わるが、色の三原色というのが、ニンゲンの網膜に存在する色覚細胞が3種類あることに起因していることはよく知られている。

ところが、三原色で色を認識している動物以外にも、は虫類、鳥類などのように四種類の色覚細胞を持ち、四原色であったり、犬や馬のように二原色であったりと動物の種毎に色覚細胞の数には多様性がある。

トリから見れば、テレビの画面も再現性の悪いおかしな色彩というわけだ。

これに対して嗅覚は、受容体の多様性は数百から数千という多様性をもつらしい。
これだけ多様だと色覚のように基本匂い物質の単純な組み合わせで匂いを表現することは難しい。

多種多様なものを識別しなければいけないカラダの別の仕組みとしては、「免疫」が存在するワケだが、受容体の多様性を作り出す同様な仕組みが存在するのだろうか?

そうか、そこいらの匂いが混ざっても易々とこの臭さが表れないのは多様性が原因かなどと、思考に逃避しつつ思わず考え込んでしまうほどチーズは臭かった。

スカしたスーパーマーケットとはいえ、この臭さのチーズを堂々と販売するとはみんな文化程度が高いんだな。でも自分が今度買うときはほどほどの臭さのチーズにしようとつくづく思う今日この頃でした

参考
http://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/kyuukaku.htm


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熱中人 ドレミファインバーターなど [今日の無駄知識]

2006/3/12 20:00 NHK BS2 熱中人 では、過去2年間の総集編を放送していた。

相変わらず生活破綻者(誉め言葉だ)を含むディープな人たちが次から次に出てきていた。

そんな中では軽症な熱中人の例として鉄道マニアの音楽家向谷実氏
http://mukaiya.cocolog-nifty.com/

が出てきたのだが、常々疑問だった「京急線のドレミファ」が取り上げられており、長年の疑問が氷解した。

京急線のドレミファとは、京急線の発車の際に耳にする以下のような音のことだ。
http://bunsei.nomaki.jp/keikyu1000new.htm

鉄道マニアの皆様の中では常識らしく、「シーメンス社の可変電圧可変周波数制御装置」の発する音らしい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/VVVF

ちなみに、同番組で、向谷氏は、実物の鉄道の運転にも挑戦しているのだが、
「片山鉄道保存会」という組織が、実物の車両と線路を保有し、会員による運転会を開催しているようだ。

http://www.ne.jp/asahi/katatetsu/hozonkai/katsudou.html

して、調べてみると会員数18人。18人の互助組織で一部とはいえ鉄道を維持するとはたいしたものである。

軽症ですらアレなわけで、さすがに、鉄道マニアの皆さんの熱意っていうか、世界がディープだなぁ。恐れ入りました。


デカフェコーヒーと超臨界状態 [今日の無駄知識]

たまたま物性の話をしていたら

「知ってるかい、デカフェコーヒー(カフェインレス、つまり、カフェインの入っていないコーヒー)は、二酸化炭素の超臨界を利用して作るんだよ。

と聞いた。

ほーっ、しらんかった。前々からどうやって作るんだろうとは思っていたのだが。そこで調べてみた。

超臨界というのは、個体、液体、気体の相の区別が曖昧になった状態を指す。この場合、二酸化炭素が高圧下にて、液体と気体が区別つかなくなった超臨界状態を指すと思われる。
分子集団が液体のようにいくつかの分子の固まりで、気体のように自由に動き回っているために超臨界水洗浄など半導体プロセスでの応用も検討されている。
(むむむ、これで起業したひとがいるのね)

デカフェコーヒーに関して調べると以下のページに詳しく書いてありました。
http://www.imaginet.ne.jp/~tambe/coffee/Caffeine.html
http://www.espresso.jp/gokai02.htm

どうやら物性の人の言うようには主流な方法ではないらしい。どうやら装置コストに問題があるようだ。また、溶剤を使うとか単純に水でやるとか、考えてみればデメリットもあるものの当たり前の方法が使われているのがかえって新鮮だった。

新奇な手法を聞くと、「なるほど、そうかっ、そいつぁすげぇや」となりがちだが、実際には、より単純で原始的な手法が、原始的故のコストメリットで依然として活用されるとは、なにやら教訓のようだなぁ。


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お盆 または、ご先祖の供養 ご先祖って誰だ? [今日の無駄知識]

本来の仏教的死生観によれば、死んだ人は一定の中有期を経て、転生している。

原典訳 チベットの死者の書

原典訳 チベットの死者の書

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 文庫

葬儀の法要における四十九日がそもそも、次の転生までに要する中有期の時間間隔とされているわけだから、49日を超え何年も前に死んだ人は既にどこかに生まれ変わっているはずだ。それではお盆に祖先の霊が帰ってくるとは、いったいどこから帰ってくるのか?

正解は、お盆に田舎に帰る”あなた自身”が、別の誰かのご先祖様なわけで、「東京に行ったきり、盆に帰ってこない息子」は、実は、東京に住む別の人のご先祖様なので、ご先祖様として、盆に東京を離れるわけにいかず帰れないのかもしれませんぞ

って、あー、ややこしい。


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人体標本のフォン・ハーゲンス氏、ポーランドに工房開設へ [今日の無駄知識]

ギュンター・フォン・ハーゲンス

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=entertainmentNews&storyID=7769690

”ドイツ”人が”ポーランド”で、「人体工場」ってのがとってもきてます。

プラスティネーションって、いいビジネスになるんですね。きっと。


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危険なダイエット 運動直後の体重減少 [今日の無駄知識]

知人がフィットネスクラブに通うんだと言って意気込んでいた。

「食事制限併用せずに、運動で体重を減らすのは大変ですよ。」と言うと、
「大丈夫。昔、野球部で基礎体力あるし、運動後にサウナ入って体重減るから」
とのこと。

うーん。彼は飲酒の習慣もあるし、ビールなども好きそうなので要注意だ。

週末の夕方などにフィットネスクラブに通って、運動部のノリで、汗が噴き出る割ときつめの運動を行い、サウナに入って体重計に乗る。たぶん一度に0.8Kg位の体重減少が有るはずだ。大いに満足してビールを飲んでのどを潤す。その後帰宅して、疲れもありうたた寝などするだろう。

すると、週があけた月曜日あたりに、いつも経験することのない筋肉痛を経験するはずだ。久しぶりに運動したからだろうか。いや、それよりも運動のやり方と考え方に起因する危険な筋肉痛なのだ。

一番問題なのは、運動によるダイエット効果を、運動前後の体重減少を基準に考えようとしている点だ。激しい運動やってサウナに入れば体重は減るのだがそれは、体の中の水分が汗として外に出たからだ。この現象は運動によるダイエット効果とは無関係だ。こうした人は運動前後の体重減少を重視するあまり運動中の水分補給を怠り脱水状態に陥る危険がある。さらに、運動後の飲酒は、せっかく消費したカロリーを帳消しにするばかりか、アルコールによる利尿作用により、さらに脱水状態を加速する作用がある。さらに、直後に寝ると、覚醒時に比べてのどの渇きに鈍感となり脱水状態が長期化してしまう。

結果として血液の粘度が高まり、激しい運動により、酸欠、エネルギー不足に陥った筋肉に補給が行き届かず、部分的な細胞壊死が発生する可能性がある。週明けに激しい筋肉痛を感じたとしたら、通常の筋肉疲労以外に、壊死が起こっている証拠だ。また、脱水に起因した壊死は、時に血尿を伴う。

過去に運動を行っていたとしても、何年かぶりに運動を再開したなら30分程度の運動で消費できるカロリーはせいぜい150(キロ)カロリーに過ぎない。一週間に一度の頻度とすると、総摂取カロリーに対して1%程度だ。基礎代謝の向上など副次的な効果を考えても、運動効果のみでKg単位での体重減少が現れるまでは数ヶ月かかってもおかしくはない。
食事制限を組み合わせて、食事制限による筋肉減少効果を防止するために運動を組み合わせるか、運動は、気分転換の効果を楽しみながら気長にやっていくのが確実な方策といえるのではないだろうか。また、一度の運動による体重減少は気にせずに運動中、前後には水分補給をするようにするべきだろう。


人体のふしぎ展 [今日の無駄知識]

2004年9月4日~2005年1月16日 人体の不思議展 東京国際フォーラム

気が付いたら再び開催していた「人体の不思議展」も、来年の一月中旬までのようである。

昨今、グロ画像がネットではびこっているといわれて久しいが、人体の不思議展の場合は遙かにそれを上回っている。なんにせよ、そこに展示されているのはすべてホンモノであるのだから。
中国とドイツに工場を持ち、有機樹脂を浸透させて作る人体標本は、胎児から内蔵、骨格、病変部位に至るまで幅広く展示されており至近距離で観察することが出来るばかりか、標本によっては直接手で触れることも出来るものもある。
顔の表皮がはがされてしまっているためか”標本”からは人格や個性を感じることが出来ない、いや、剥奪されてしまっているというべきか。そのため少なくとも私はグロいと感じることもなく、構造と、その理由を考えながら観察するには良い機会であった。

展示会を見渡しても中心的な見学者は若い女性のグループである。この理由はわからないが、良い意味での”興味本位”な入場者が大半なのであろう。

子供の入場者はあまり見かけなかったのだが

http://www.jintai.co.jp/kodomo/index.html
「プリントアウトして色を塗ってみましょう」
http://www.jintai.co.jp/kodomo/gazou/sh261.jpg

これ、実際にプリントアウトして色を塗っている子供いるのかなぁ、さすがにそれはやだなぁ。


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